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メイクリーンの技術
◆可逆性の仏具接着剤文化財保存方法は現状保存を第一としていますから、補修部分の接着剤は後から修正可能で 希望する時に剥がしやすい接着剤を採用します。 つまり、補修部分の接着剤は将来、文化財保存に対してもっといい接着剤ができ 前の接着剤を置き換えることができることを期待して、文化財に影響のない溶媒で除去できることが 接着剤でなければなりません。 現在、文化財保存手法はこの経験から酢ビなどの合成接着剤を採用することは無くなり、 膠やでんぷん糊は虫菌害に侵されやすい欠点がありますが、お湯などで接着が剥がれやすい膠や でんぷん糊を使用しております。
古い仏像などの台座などが膠やでんぷん糊が虫食いや劣化で、接着力が弱まりバラバラの状態に なっていることが多いです。 ご住職様からそのような傷んだ台座をバラバラにならない様に締めて欲しいとの希望があります。 この場合の締めるという意味は接着剤でしっかり接着することを意味しております。 古い仏像には国の文化財の対象にならなくても、将来的には市町村の文化財対象の仏像になる 可能性があります。 そのような場合、その古い仏像の修理を作業者が文化財保存の基本理念も分からず、 強い接着力や除去できない硬化状態のエポキシやウレタンを使用して接着修理していると、 そのような接着剤を使用しているというだけで文化財対象から外されます。 そのようなことがないように、メイクリーンでは、接着はするが容易に剥がせられ跡が残らない 可逆性の仏具接着剤を使用します。 |
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寺院仏具・仏像 / 洗浄 修復 洗濯 専門店
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