メイクリーンの泡洗浄修復で永年の煤や油煙を除去しますと
金本来の輝きを「短時間・低金額」で蘇らせることが可能です。
汚れた油煙が無くなり、昔の輝きが甦りました。洗浄前と後がはっきり分かります。
宮殿の彩色は油煙汚れで真っ黒になっていました。
油煙汚れを除去すると、本来のベンガラ彩色の紅色が見事に甦っています。
永年、放置されたお寺の宮殿です。
傷みが激しく、塗部分も剥がれてしまっています。
予算的に非常に難しい内容でしたが、メイクリーンの特許を
駆使して施工をおこないました。
門徒さんが金箔部分を拭いてしまい、気になっておられたご住職様。
この度、ご縁があり弊社の出張クリーニングのご発注を頂きました。
「予想以上の仕上がり」とありがたいお言葉を頂きました。
職人冥利につきます。
ご住職様からのご要望で、御宮殿の建付けと屋根中央の油煙汚れを
クリーニングするため、現場で解体・洗浄・組立を行いました。
永年、気にはなっているものの、予算的に延ばし延ばしになっていたようです。
紹介で、メイクリーンに声がかかり、現場施工対応させて頂きました。
宮殿は、気軽にお掃除できるものでもありませんので屋根などは
永年の煤で汚れています。
「特許泡洗浄修復」「漆の磨き」「金具の洗浄」で見事に輝きを
取り戻しました。
寺院の建て替え時に仏具一式、洗浄で綺麗にすることになりました。
@仏具が空っぽになった状態です。建築会社と連携して仏具洗浄する機会が多いです。
A別院の内陣リフォーム中に、宮殿を分解して泡洗浄しました。
宮殿を取り払った状態です。
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A |
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洗浄後の綺麗になった宮殿を据え付けて、金柱上部に彩色職人が彩色しています。
彩色作業後の内陣は金色が眩い極楽のように輝いていました。
瓔珞
瓔珞は天蓋、憧旛などの寺院仏具の吊し飾り具として 用いられています。
写真は輪灯瓔珞(りんとうようらく)です。
現在でもシャンデリアの飾り物に呼ばれています。
輪灯瓔珞の傘のフックから瓔珞を1本づつ降ろします。繊維糸が使用されている場合、
切れる心配がありますので、切れないように抱えるように外します。
しかし、作業前にご住職様のご了解を頂いて切れかかった繊維糸は
ステン糸に取り換えてから、泡洗浄しています。
瓔珞の繊維糸が傷んで切れかかっていましたので、
汚れた瓔珞を筒に入れ泡洗浄しています。
最近は切れかかった繊維糸はステン糸に取り換えてから、泡洗浄しています。
大きな瓔珞は1本づつ、丁寧に上からも下からも泡洗浄します。
短い瓔珞が数多くある場合は2段のステンレス角ハンガーに吊して泡洗浄します。
瓔珞の下方に吊されている宝鐸(ほうたく)は
内側に汚れが貯まっている場合がありますので、特に念入りに泡洗浄します。
瓔珞は密集していますので、ぶつかって金箔が剥がれることがないよう、溶剤ススギ後、
十分に乾燥させます。その後、綺麗になった瓔珞を所定の場所に吊します。
施工前 |
施工後 |
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天蓋
お導師さまが座る場所の上には、四角または六角・八角の大きなものが
吊ってあるのが人天蓋です。汚れた人天蓋を泡洗浄します。
まず、本体の上部のフックから汚れた瓔珞を取り外し泡洗浄します。
本堂を汚さないように十分な養生し、本体とバレン板は取り付けたまま
泡洗浄します。
傷めることもなくなく、短時間で綺麗にすることができます。
人天蓋の内側
人天蓋の内側が油煙で真っ黒に汚れています。天女の彩色を傷めることなく、また、人天蓋を吊ったままで
泡洗浄により綺麗にしました。
屋根
通常天蓋を吊るしたまま泡洗浄しますが、天蓋の屋根が非常に汚れている場合は、降ろして清掃します。
施工前 |
施工後 |
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施工前 |
施工後 |
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施工前 |
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施工後 |
幢幡
幢幡は仏具の一つで
飾りのある竿柱に長方形の美しい布をたらした旗の類の総称です。
大きな幢幡なので、本体と瓔珞を分けて別々に泡洗浄します。
帯電ハタキで埃を払い、幢幡本体の上部のフックから汚れた瓔珞を取り外します。
繊維糸が使用されている場合、切れる心配がありますので
切れないように抱えるようにして外します。
今回は狭い本堂に仏具も多く養生が難しかったので、養生が比較的容易な
泡洗浄筒を使用し瓔珞を泡洗浄しました。写真は泡洗浄筒を取り付けている写真です。
泡洗浄筒に泡を満杯にし洗浄している写真です。この後、溶剤ススギで消泡すると、
昔の金箔が見事に甦ります。
大きい幢幡なので吊ったまま泡洗浄しました。
施工前 |
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施工後 |
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